
「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。
気候変動と紛争に関するグローバル・アウトルック
「明日はどうなるか分からない」: 気候変動がフィジー人の精神的健康に及ぼす影響
エイミー・ライキンス/スザンヌ・コッシュ | 2024年01月11日
世界のどの地域も、気候変動の影響を免れることはできないだろう。気温の上昇、山火事や洪水のような極端な気象現象の頻度と強度の増大、海面の上昇などである。
COP28 – 大きな失望とかすかな希望
フォルカー・ベーゲ | 2024年01月03日
COP28の閉会会議で、サモア代表で小島嶼国連合(AOSIS)の首席交渉官を務めたアン・ラスムッセンは、「われわれが本当に必要としているのは行動の飛躍的な変革であるのに、これまで通りのやり方を少しずつ前進させるにとどまっている」と、会議成果への失望を歯に衣着せずに表明した。
太平洋小島嶼国にとって、COP28は気候正義という砂漠の「オアシス」には小さ過ぎる
ジェームズ・バグワン | 2023年12月20日
太平洋小島嶼国にとって、COP28は気候正義という砂漠の「オアシス」には小さ過ぎる
COP28、難航の末に化石燃料に関する合意―― しかし、気候の破局はまだ回避されていない
マット・マクドナルド | 2023年12月15日
交渉官たちがドバイでベッドに倒れ込み、2023年の気候会議が終わろうとしている今、成果の検証を行うべき時だ。COP28は、気候変動に対して世界が必要としている大きな突破口を開くことができただろうか?
想像を絶する事態を目前にしての公正と気候正義
フォルカー・ベーゲ | 2023年11月28日
COP28に先立つ数週間、戸田記念国際平和研究所はグローバル・アウトルックで特集を組み、気候危機によって太平洋地域の人々が体験していること、また、ドバイで開催される2023年のCOPについて彼らが期待することを取り上げる一連の記事を発表してきた。会議を直前に控え、これらの記事で表面化した主な懸念や課題をまとめることとする。
「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。