
「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。
気候変動と紛争に関するグローバル・アウトルック
複数の危機が絡み合った時代に生きる ― 政策対応は追い付いているか
ピーター・ブリッジウォーター、 ディルク・S・シュメラー、 スラジ・ウパダヤ | 2025年01月29日
環境問題に取り組むための既存の政策は、生物多様性の喪失や気候変動、汚染が相互に結びつき、その影響が複合化かつ深刻化していることを考慮に入れていない。 個別に実施される政策措置は、予期しない結果をもたらす可能性が高い。 これらは、2024年末に発表された、「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学‐政策プラットフォーム」(IPBES)による、二つの主要な評価報告書が示した重要な知見である。
COP 29: 気候と平和のネクサス(関連性)が議題に上がったが……
フォルカー・ベーゲ | 2024年11月23日
産油国アゼルバイジャン(同国の輸出の90%を化石燃料が占める)の首都バクーで開催された2024年のCOP29は、「金融COP」という異名も取っている。
私たちは土地を持たない、私たちが土地だ。私たちは海を持たない、私たちが海だ。
ギュンター・ベヒラー | 2024年11月04日
ウクライナや中東の戦争は、気候変動も犠牲者を出して久しいことを忘れさせる。その地理的影響は必然的に、社会的ストレスや政治的緊張、さらには軍事的暴力まで煽っている。
ツバル首相がツバル人ディアスポラとファレピリ連合条約について議論
タウキエイ・キタラ | 2024年08月01日
2024年7月13日(土)、ツバルのフェレティ・テオ首相は、オーストラリア最大のツバル人コミュニティーであるブリスベーンのツバル人ディアスポラ・コミュニティーの人々と面会した。
「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。