グローバル・アウトルック

「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。

問題は中国だよ!―― 西側がインドに言い寄るのはなぜか

ハルバート・ウルフ  |  2024年04月22日

米国、EU、ドイツ、日本、オーストラリア、その他多くの西側諸国は、インド政府に言い寄り、可能な限り緊密な政治的・経済的関係を築くためにインドのパートナーシップを勝ち取ろうと競っている。

太平洋諸島民は古来より、大地、空、波から知恵を得てきた

パトリック・ナン/ロズリン・クマール  |  2024年03月19日

太平洋諸島民は古来より、大地、空、波から知恵を得てきた。その知恵には科学的裏付けがあることが、研究により示されている。

雨漏りする屋根: 「アジアの世紀」脅かすヒマラヤ融解

ロバート・ミゾ  |  2024年03月15日

世界の屋根が雨漏りしている。より正確には、融けている。脆弱なヒマラヤの生態圏は、気候変動が引き起こした気温上昇による大きな脅威に直面している。これは、生態系への影響をもたらすだけでなく、下流に住む何百万もの人々の生活を、政治的境界や文化を超えて、破壊はしないまでも変えてしまうだろう。次なる世界的大国と目され、「アジアの世紀」の二大主役として競い合ってもいる中国とインドは、経済や政治の安全保障という点でヒマラヤの健全性に負うところが極めて大きい。

地上軍を?

ハルバート・ウルフ  |  2024年03月01日

2024年2月の第4週、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の招きにより、ウクライナの支援について話し合う国際会議がパリで開催された。

安全保障は抑止のみにあらず

文正仁(ムン・ジョンイン)  |  2024年02月27日

朝鮮半島の戦略的安定性を模索するために、われわれは安全保障のジレンマの果てしないサイクルを最小限に抑えることができる抑止手法を編み出す必要がある。

ニュージーランドで最も議論呼ぶ気候訴訟が進展――世界も注視

バーノン・リーブ  |  2024年02月14日

2024年2月、ニュージーランド最高裁判所は、同国で最大の温室効果ガス(GHG)排出企業グループを相手取り、マオリの長老マイク・スミスが起こした訴訟に対する画期的な判決を下した。

「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。