気候変動と紛争に関するグローバル・アウトルック

「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。

気候変動と紛争に関するグローバル・アウトルック

太平洋小島嶼国にとって、COP28は気候正義という砂漠の「オアシス」には小さ過ぎる

ジェームズ・バグワン  |  2023年12月20日

太平洋小島嶼国にとって、COP28は気候正義という砂漠の「オアシス」には小さ過ぎる

COP28、難航の末に化石燃料に関する合意―― しかし、気候の破局はまだ回避されていない

マット・マクドナルド  |  2023年12月15日

交渉官たちがドバイでベッドに倒れ込み、2023年の気候会議が終わろうとしている今、成果の検証を行うべき時だ。COP28は、気候変動に対して世界が必要としている大きな突破口を開くことができただろうか?

想像を絶する事態を目前にしての公正と気候正義

フォルカー・ベーゲ  |  2023年11月28日

COP28に先立つ数週間、戸田記念国際平和研究所はグローバル・アウトルックで特集を組み、気候危機によって太平洋地域の人々が体験していること、また、ドバイで開催される2023年のCOPについて彼らが期待することを取り上げる一連の記事を発表してきた。会議を直前に控え、これらの記事で表面化した主な懸念や課題をまとめることとする。

去るも残るも苦渋

ジョン・R・キャンベル  |  2023年11月07日

太平洋島嶼国および地域(PICTs)は、気候変動の最前線にいると広く描写され、 従って気候変動の影響に極めて脆弱であると見なされてきた。しかし、気候変動によってPICTsが直面している状況を詳細に調査すると、状況はそれほど単純ではないことが分かる。

太平洋地域における「損失と損害」基金?

ケイト・ヒギンス  |  2023年11月03日

かたや国際的に管理される気候資金があり、かたや小規模なコミュニティーがあるという状況で、太平洋地域のコミュニティーは、気候変動に起因する損害に対する支援にどうやってアクセスすることができるだろうか?

COP28におけるPCC: 化石燃料の段階的廃止、損失と損害への資金提供、平和を提唱

ジェームズ・バグワン  |  2023年11月01日

太平洋地域のキリスト教会の連合である太平洋教会協議会(PCC)にとって、ドバイで開催された2023年のCOPに参加することは非常に難しい決定だった。

「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。