グローバル・アウトルック

「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。

ニュージーランドで最も議論呼ぶ気候訴訟が進展――世界も注視

バーノン・リーブ  |  2024年02月14日

2024年2月、ニュージーランド最高裁判所は、同国で最大の温室効果ガス(GHG)排出企業グループを相手取り、マオリの長老マイク・スミスが起こした訴訟に対する画期的な判決を下した。

2024年に注視するべき五つの紛争

トビアス・イデ  |  2024年01月15日

本稿では、2024年に世界が注視すべき五つの紛争を手短に取り上げたい。人命を危機にさらし、生計を損ない、従って注視に値する紛争はこれよりもっと多いことは明らかである。

「明日はどうなるか分からない」: 気候変動がフィジー人の精神的健康に及ぼす影響

エイミー・ライキンス/スザンヌ・コッシュ  |  2024年01月11日

世界のどの地域も、気候変動の影響を免れることはできないだろう。気温の上昇、山火事や洪水のような極端な気象現象の頻度と強度の増大、海面の上昇などである。

COP28 – 大きな失望とかすかな希望

フォルカー・ベーゲ  |  2024年01月03日

COP28の閉会会議で、サモア代表で小島嶼国連合(AOSIS)の首席交渉官を務めたアン・ラスムッセンは、「われわれが本当に必要としているのは行動の飛躍的な変革であるのに、これまで通りのやり方を少しずつ前進させるにとどまっている」と、会議成果への失望を歯に衣着せずに表明した。

あのころの、わたしたち

ナスリーン・アジミ  |  2024年01月02日

イランの有名なユダヤ人学校「エテファ」の洗練されたアールデコ建築は、今もなお、テヘラン大学に面した緑豊かな通りに建っている。

太平洋小島嶼国にとって、COP28は気候正義という砂漠の「オアシス」には小さ過ぎる

ジェームズ・バグワン  |  2023年12月20日

太平洋小島嶼国にとって、COP28は気候正義という砂漠の「オアシス」には小さ過ぎる

「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。