グローバル・アウトルック

「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。

去るも残るも苦渋

ジョン・R・キャンベル  |  2023年11月07日

太平洋島嶼国および地域(PICTs)は、気候変動の最前線にいると広く描写され、 従って気候変動の影響に極めて脆弱であると見なされてきた。しかし、気候変動によってPICTsが直面している状況を詳細に調査すると、状況はそれほど単純ではないことが分かる。

太平洋地域における「損失と損害」基金?

ケイト・ヒギンス  |  2023年11月03日

かたや国際的に管理される気候資金があり、かたや小規模なコミュニティーがあるという状況で、太平洋地域のコミュニティーは、気候変動に起因する損害に対する支援にどうやってアクセスすることができるだろうか?

COP28におけるPCC: 化石燃料の段階的廃止、損失と損害への資金提供、平和を提唱

ジェームズ・バグワン  |  2023年11月01日

太平洋地域のキリスト教会の連合である太平洋教会協議会(PCC)にとって、ドバイで開催された2023年のCOPに参加することは非常に難しい決定だった。

インドのバランス政策:“有限責任パートナーシップ”

ハルバート・ウルフ  |  2023年10月31日

ハマスのテロ攻撃の後、グローバルサウスの多くの政府とは異なり、インド政府はイスラエルに全面的な連帯を約束した。ロシアのウクライナに対する戦争が始まった後の反応とは、全く異なっていた。インドとロシア、インドとイスラエルの関係の歴史を紐解けば、その理由が分かる。

COP28、平和、そして太平洋諸島

フォルカー・ベーゲ  |  2023年10月30日

本稿は、COP28に先立ってグローバル・アウトルックに発表する新たなシリーズの最初の記事である。

核軍縮と国連改革

ラメッシュ・タクール  |  2023年10月19日

2021年1月、核兵器を違法化する国際条約が発効した。核兵器禁止条約(TPNW、あるいは禁止条約)は、1970年に核不拡散条約(NPT)が発効して以来、核軍備管理における最も重大な多国間の動きである。

「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。