
「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。
NATO拡大論者がインド太平洋に注目
ラメッシュ・タクール | 2023年07月25日
ロシアが大幅に力を削がれ、超大国の栄光は見る影もなく貧困化し、国土も人口も縮小した今、NATOの目的は今一度変わり、弱ったロシアに蹴りを入れ、米国を救い出し、中国を封じ込めることになりつつあるかもしれない。
〝スカイフォール〟: ウクライナのクラスター爆弾
ハルバート・ウルフ | 2023年07月21日
米国政府は、長々しい国内論争の末に、ウクライナへのクラスター爆弾供与を決断した。この一手により、この残忍な戦争はエスカレーションのはしごをもう1段上ることになる。以前はヘルメットのようなシンプルな軍事物資の供与についても長期にわたる消極的な議論がなされていたが、その後はウクライナへの無制限の防衛を約束。
オリエンタリズム、自民族中心主義、女性蔑視、テロリズムによる非・神聖同盟-パートI : タリバン擁護論を解明する
バシール・モバシェル | 2023年07月20日
タリバン擁護論とは、彼らの過酷な秩序を正当化し、このテロリスト集団がアフガニスタンの真の支配者として国際的に承認される道を開こうとする、進行中かつ拡大中のPRキャンペーンである。
オリエンタリズム、自民族中心主義、女性蔑視、テロリズムによる非・神聖同盟-パートII : オリエンタリストのタリバン擁護論者による五つの偽りのナラティブ
バシール・モバシェル | 2023年07月20日
オリエンタリストのナラティブによって、アフガニスタン人の利益とニーズは再び押しやられている。オリエンタリストとは、いわゆる国際的な「アフガニスタン専門家」のことであり、アフガニスタン人、アフガニスタン、タリバンについて政策を立案し、見解や分析を提示し、討論会に出席し、インタビューに応じる人々であるが、彼らの分析、考え方、提案は、非常に複雑な社会に対する基本的理解の欠如を露呈している。
熱波を乗り切る: 気候変動による猛暑にさらされるインド
ロバート・ミゾ | 2023年07月13日
6月末、インド北部ではいつものようにモンスーンの雨が降り始めた。3月から焼けつくような暑さに苦しめられてきた同地は、この雨でほっとひと息つくことができた。2023年にインド北部一帯を襲った熱波による死者は100人以上にも上り、危険にさらされた住民の多くが医療の助けを求めたことから、世界中で大きく報道された。
ウクライナ戦争の政治的解決を探る
シャーム・サラン | 2023年07月11日
ウクライナ戦争は、ロシアとウクライナとの間ではなく、ロシアと米国率いるNATOとの間の戦争である。ロシアが表明した「特別軍事作戦」の目的は、今後NATOがこれ以上ロシア国境に向かって拡大するのを防ぐことである。また、この軍事作戦を通して欧州安全保障構造の改変を余儀なくさせ、自国にとって不可欠な安全保障上の利益を受け入れさせることも望んでいる。これは、ウクライナ侵攻の直前にロシアが米国に提示し、米国が拒絶した一連の要求からも十分明確に見て取れる。
「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。