グローバル・アウトルック

「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。

民主主義のリーダーから独裁主義の見本へ: 米国の後退が世界に与えるインパクト

ジョーダン・ライアン  |  2025年01月30日

トランプ大統領は大量の大統領令を戦略的に連発して「情報洪水」戦術を繰り出し、民主主義のプロセスを圧倒して統治を混乱に陥れた。

複数の危機が絡み合った時代に生きる ― 政策対応は追い付いているか

ピーター・ブリッジウォーター、 ディルク・S・シュメラー、 スラジ・ウパダヤ  |  2025年01月29日

環境問題に取り組むための既存の政策は、生物多様性の喪失や気候変動、汚染が相互に結びつき、その影響が複合化かつ深刻化していることを考慮に入れていない。 個別に実施される政策措置は、予期しない結果をもたらす可能性が高い。 これらは、2024年末に発表された、「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学‐政策プラットフォーム」(IPBES)による、二つの主要な評価報告書が示した重要な知見である。

韓国の政治情勢に対する米国の3通りの見解

文正仁(ムン・ジョンイン)  |  2025年01月22日

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、ワシントンの「お気に入り」であり、韓米同盟と韓米日3カ国協力の熱心な支持者だった。米国が主導する民主主義連合の最も忠実な支持者でもあった。

ウクライナで停戦合意をどのように実現するか: 朝鮮戦争の教訓

スタイン・トネソン  |  2025年01月22日

ウクライナでの戦争をどのように終わらせるかについて、1953年に朝鮮戦争を終わらせた休戦協定が一つの考え得るモデルとして挙げられている。

説明責任の死: 米国民主主義の危機がいかに世界の自由を脅かすか

ジョーダン・ライアン  |  2025年01月16日

米国のリチャード・ニクソン元大統領が「大統領が行うことは、違法には当たらない」と豪語したとき、国民は戦慄を覚えた。今日、その衝撃的な主張がじわじわと法的現実に近づきつつある。大統領就任直前、判事によって一部公開されたジャック・スミス特別検察官の最終報告書は、ドナルド・トランプが2020年の選挙結果を覆そうとした事実を確認するだけでなく、近代民主主義の基盤モデルが、それを内部から解体しようとする者を抑制するためにいかに苦闘してきたかを明らかにしている。

トランプ2.0: 災いか祝福か?

ムン・ジョンイン  |  2025年01月08日

韓国は重大なポリクライシス(複合危機)の真っただ中にある。国内政治が先行き不透明な大統領弾劾プロセスの渦中にある一方、北朝鮮との軍事的緊張はかつてない水準にまで高まっている。さらに追い打ちをかけるように、トランプ2.0の出現は、韓国の国家安全保障と経済にとって不吉な兆候を示している。韓国ではトランプ恐怖症が広がっている。

「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。