
「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。
先住民の知識は解決策をもたらすが、その利用は先住民コミュニティーとの有意義な協働に基づかなければならない
タラ・マカリスター、ケイト・マキニス・ン、ダン・ヒクロア | 2023年04月11日
地球環境問題が拡大する中、人々や地域社会は次第に先住民の知識に解決を求めるようになっている。 .
太平洋における労働移動と気候変動
クリスティー・ペトロー、ジョン・コーネル | 2023年04月05日
労働移住は、太平洋島嶼地域において長い歴史がある。19世紀末の「ブラックバーディング」時代には、島嶼民がクイーンズランド州のサトウキビ農場に来て労働した。今世紀には再び、島嶼民がオーストラリアやニュージーランドに来て、今度は果樹園や園芸農場で働いている。
米国が中国と戦うならばAUKUSはオーストラリアの参戦を確約する
ヒュー・ホワイト | 2023年04月03日
どの旗を掲げるにせよ、ワシントンは台湾有事の際に当てにできる相手でない限り原子力船を売ることはないだろう。
和平仲介者として生まれ変わろうとしている中国 — 米国はどう対応するか?
文正仁(ムン・ジョンイン) | 2023年03月31日
2023年2月21日、筆者は、中国公共外交協会と北京大学が共同開催した藍庁論壇(ランティン・フォーラム)にオンライン参加した(「藍庁」は「青い部屋」という意味で、中国外交部プレスセンターの会議室を指す)。
北京の中東外交の限界
アミン・サイカル | 2023年03月28日
敵対する二つの産油国であるイランとサウジアラビアは、7年にわたる不和の後、中国が仲介した協議で国交回復に合意した。どちらの側も信頼醸成を多分に必要としているものの、両国の和解は米国とイスラエルのタカ派への配慮を犠牲にして、地域の地政学的情勢を変える可能性がある。
ヒマラヤ山中の軍の小競り合い
ハルバート・ウルフ | 2023年03月21日
太平洋における中国と米国の競争、欧州におけるウクライナ戦争という二つの大きな地政学的危機の影で、ヒマラヤ山中ではインドと中国の対決が起きている。世界で最も人口の多い二つの国は60年以上にわたり、ヒマラヤ地方の両国国境について合意に達することができずにいる。危険な軍事的な小競り合いが頻発しており、紛争がスパイラルに陥って制御不能になるリスクがある。
「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。