協調的安全保障、軍備管理と軍縮に関するグローバル・アウトルック

「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。

協調的安全保障、軍備管理と軍縮に関するグローバル・アウトルック

意図的な、または偶発的にせよ核攻撃は決してあってはならない

タリフ・ディーン  |  2023年12月08日

「それは、決して起こってはならない一つのシナリオだ」と、創価学会インタナショナル(SGI)の寺崎広嗣平和運動総局長は警告する。

インドのバランス政策:“有限責任パートナーシップ”

ハルバート・ウルフ  |  2023年10月31日

ハマスのテロ攻撃の後、グローバルサウスの多くの政府とは異なり、インド政府はイスラエルに全面的な連帯を約束した。ロシアのウクライナに対する戦争が始まった後の反応とは、全く異なっていた。インドとロシア、インドとイスラエルの関係の歴史を紐解けば、その理由が分かる。

核軍縮と国連改革

ラメッシュ・タクール  |  2023年10月19日

2021年1月、核兵器を違法化する国際条約が発効した。核兵器禁止条約(TPNW、あるいは禁止条約)は、1970年に核不拡散条約(NPT)が発効して以来、核軍備管理における最も重大な多国間の動きである。

所長声明:ハマスとイスラエルの紛争

ケビン・クレメンツ  |  2023年10月13日

世界と中東はもう暴力的な紛争を必要としていない。この地域は、長年にわたって余りにも多くの暴力を経験してきた。

政治の川下にはインドとパキスタンのクリケット戦

ラメッシュ・タクール  |  2023年10月09日

2023年10月14日、筆者の注意は同時に展開される三つの無関係な出来事の間を行き来するだろう。ニュージーランド総選挙のその日、筆者は現地にいる。世論調査によれば、労働党政権が敗れて中道右派の連立政権が誕生する見込みだ。しかし、選挙制度が特殊であるため、選挙結果や選挙後の主要政党と連立相手候補の交渉の行方は何とも不透明である。

ディアスポラ政治でカナダ・インド関係が一触即発に

ラメッシュ・タクール  |  2023年09月28日

カナダ・インド関係が急激に悪化している。カナダのジャスティン・トルドー首相の主張によれば、ブリティッシュ・コロンビア州の著名なシーク教指導者で、インドから殺人とテロの容疑で指名手配されていたハルディープ・シン・ニジャールが2023年6月18日に殺害された事件には、インド政府が関与しているという。インド政府はこの告発を「ばかげている」として退け、カナダを「テロリスト、過激主義者、組織犯罪」の「安全な避難所」と非難して怒りをぶつけた。普段はパキスタンにしか使わない表現である。

「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。