Cooperative Security, Arms Control and Disarmament
核兵器禁止条約は事実である
Policy Brief No.99 - January, 2021 • By ヨルグ・ハースチェンス
1968年の核不拡散条約(NPT)は、主に核兵器および関連技術の拡散を防止することを目的として制定された。また、核軍縮についてその後の交渉を促進することも目的としていた。しかし、この条約は核戦争が人類に危険をもたらすことを明確に認識しているものの、核兵器を違法とする条項を含んではいない。
Cooperative Security, Arms Control and Disarmament Peace and Security in Northeast Asia
次期米国大統領が北朝鮮に対して取りうる実際的アプローチ
Policy Brief No.96 - October, 2020 • By ジョセフ・ユン/フランク・オウム
3年にわたり北朝鮮に対して一貫性のないアプローチを続けた揚げ句、トランプ政権は、核の脅威の低減や朝鮮半島における平和と安全保障の強化をほとんど進展させなかった。現在、北朝鮮は相変わらずウランを濃縮し、ミサイル攻撃力を高め、2018年に講じられた南北朝鮮融和策を覆している。次期米国大統領は、このような憂慮すべき状況に対処しなければならない。
Cooperative Security, Arms Control and Disarmament
核兵器禁止条約の検証システム構築について
Policy Brief No.92 - September, 2020 • By トマス・E・シア
核兵器禁止条約(TPNW)が発効すれば、締約国は、TPNW検証システム(TPNW/VS)の技術的枠組み、範囲、制度的構造を決定することになる。
Cooperative Security, Arms Control and Disarmament Peace and Security in Northeast Asia
中国、インド、パキスタンを固く縛る核の鎖
Policy Brief No.91 - September, 2020 • By
中国-インド-パキスタンの戦略的トライアングルを取り巻く戦略地政学的環境は、三つの核武装国が互いに国境を接し、重大な領土問題を抱え、1947年から戦争を繰り返しているという点で、冷戦時代にも類を見ないものである。増大するリスクは、インド太平洋地域において目的にかなった核規制体制を早急に制度化する必要があることを示している。この政策提言では、北大西洋地域のオープンスカイズ条約や海上事故防止条約をアジア太平洋地域に適した形で導入し、逆方向で中国とインドから核兵器の先行不使用政策を九つの核武装国すべてに広めることの利点を検討する。
Cooperative Security, Arms Control and Disarmament
南アジアの戦略的安定性実現の複雑さ:インドの視点
Policy Brief No.90 - September, 2020 • By マンプリート・セティ博士
本稿では、戦略的安定性の実現を複雑にする南アジア固有の特徴のいくつかを明らかにし、課題の克服に向けたいくつかの対策案を提示する。