政策提言

協調的安全保障、軍備管理と軍縮に関する政策提言

Cooperative Security, Arms Control and Disarmament

軍備管理と世界秩序―中国の視点

Policy Brief  No.65 - November, 2019 • By 吴莼思(ウー・チュンシ)

2019年8月、米国は中距離核戦力(INF)全廃条約から正式に離脱した。この条約は1988年以来、2大核超大国が核の軍備管理・軍縮をいっそう進め、比較的安定した戦略的関係を維持できるよう、信頼の基盤を提供していた。

Cooperative Security, Arms Control and Disarmament

核兵器管理と世界秩序: ニューデリーからの展望

Policy Brief  No.53 - October, 2019 • By マンプリート・セティ

かつて二極的な核兵器管理(NAC)体制が可能となったのは、米国とロシアの双方が、戦略的安定性を確保するメカニズムと相互譲歩を受け入れることに意義を見いだしたからである。その結果、多くの2国間軍備管理条約が締結された。しかし、苦心して作り上げたNACは、時とともに弱体化してきた。現在、米ロの2国間NACは、新START条約(新戦略兵器削減条約)という細い糸でつなぎ留められている。

Cooperative Security, Arms Control and Disarmament

世界秩序と軍備管理

Policy Brief  No.52 - October, 2019 • By デイビッド・ホロウェイ

世界秩序をめぐる現行の議論は――民主主義の後退やポピュリズムの台頭、保護貿易主義の拡大、国際機関の弱体化が示しているように――現在の秩序が衰退しているとの広範な認識を反映している。私たちは今、技術の劇的な変化、人口動態の大幅な変動、そして気候変動を目の当たりにしている。これらの課題を前にして、世界秩序の問題への対応が新たな急務となっている。