Cooperative Security, Arms Control and Disarmament
困難を退け「可能性」を実現する:“中東の非核・非大量破壊兵器地帯”
Policy Brief No.120 - November, 2021 • By タリク・ラウフ
本政策提言では、中東における非核兵器地帯創設の機会と障壁について考察し、この理想を推進するための核拡散防止条約加盟国間の作業部会のモデルを提案する。
Cooperative Security, Arms Control and Disarmament Peace and Security in Northeast Asia
中国、カンボジアとミャンマー危機
Policy Brief No.119 - November, 2021 • By スタイン・トネソン(Stein Tønnesson)
本稿では、ミャンマーで続く政治的、経済的、社会的、衛生的危機に関連して中国が直面するいくつかのジレンマについて論じる。最後に、中国は、2022年に議長国カンボジアのもとでASEANと建設的な協力を行い、アウン・サン・スー・チーの解放、2020年に選出された国民議会の再建、自由で公正な選挙を新たに開催できるまでの暫定連立政権の形成を実現するチャンスがあると結論づける。
Cooperative Security, Arms Control and Disarmament Peace and Security in Northeast Asia
AUKUS(オーカス)のリスクと有益性の分析
Policy Brief No.116 - September, 2021 • By ラメッシュ・タクール
9月16日、オーストラリア・英・米の3カ国首脳らは、オンラインサミットの閉会にあたって、AUKUS(オーカス)というややぎこちない名前の安全保障の取り決めに合意したことを発表した。この取り決めは、英国(UK)と米国(US)がオーストラリア(AU)に対して原子力潜水艦8隻の取得を支援するため技術・物資支援を行うという、前例のないものである。
Cooperative Security, Arms Control and Disarmament Climate Change and Conflict
地球の共有財を守る: グローバル・コモンズ法
Policy Brief No.114 - August, 2021 • By デニス・ガルシア
「グローバル・コモンズ」、すなわち公海(深海底資源を含む)、宇宙空間、月その他の天体、南・北極地域、大気(オゾン層や気候システムを含む)は、人類の生存に不可欠である。グローバル・コモンズの保護は、世界規模の環境悪化や乱開発を可能にする新たな技術進化が加速する状況において、緊急に目を向ける必要がある。
Cooperative Security, Arms Control and Disarmament
中国・インド・パキスタンの核のトリレンマとリスク低減策の必要性
Policy Brief No.113 - December, 2022 • By ラメッシュ・タクール シャタビシャ・シェテイ ワヘグル・パル・シン(W.P.S.) シドゥ博士
南アジアの地政学的な緊張は、国境を接していること、大きな領土問題があること、繰り返された戦争の歴史、政治的流動性・不安定性によって特徴づけられている。この危険をはらんだ力学は、中国・インド・パキスタンという三つの核保有国の軍事的動向、脅威に対する認識および、これら3カ国間の連携、敵対、抑止の関係によって形づくられる「核のトリレンマ」によって、より難しいものとなっている。