北東アジアの平和と安全保障に関するグローバル・アウトルック

「グローバル・アウトルック」では、専門家が難解な現代の課題について意見を発信しています。

北東アジアの平和と安全保障に関するグローバル・アウトルック

北東アジアに信頼関係を築くには?

ヒュー・マイアル  |  2021年10月15日

北東アジアの人々は、もし状況が違って「さえいたら」、平和と安全保障の分野で何を望むだろうか?カーネギーの調査によれば、韓国の人々の過半数が、南北統一後も統一国家は米国との同盟関係を継続するべきだと信じている。また、過半数が統一国家は中国とも同盟を結ぶべきだと感じている。大多数が、南北統一は平和的妥協によってもたらされ得ると期待している。

カブール陥落から韓国が学ぶべき真の教訓

文正仁(ムン・ジョンイン)  |  2021年09月15日

アフガニスタンの轍を踏まないために、韓国は朝鮮半島で米軍が果たす役割を再検討する必要がある。

朝鮮半島の平和を目指す文在寅の行き詰った旅路

文正仁(ムン・ジョンイン)  |  2021年08月04日

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「朝鮮半島平和イニシアチブ」は、功罪相半ばする結果と困難な課題に直面しているが、これより良い選択肢は存在しない。

平壌(ピョンヤン)はなぜ米国との対話を追求しないのか?

文正仁(ムン・ジョンイン)  |  2021年07月14日

北朝鮮の核武力の増強、米国における反北朝鮮感情の広がり、そして米中対立の深刻化を考えると、現時点で北朝鮮の核危機が再び起これば、手に負えない事態となる恐れがある。

韓国外交に対する言説の3つの謎

文正仁(ムン・ジョンイン)  |  2021年04月26日

韓国は、米国との強固な同盟を守りつつ、中国との戦略的パートナーシップを維持しなければならない

北東アジアの安定的平和の構築へ日本が担う不可欠な役割

ケビン・P・クレメンツ  |  2021年04月05日

トランプ大統領の「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」という対立的な外交政策は、米国とその同盟国を、相互の衝突、そして中国との衝突が避けられない状況に置いた。その政策は、米中競争に過度の外交的関心と一般の関心を集め、リベラルな世界秩序を損なう状況を生み出し、それによって米国は自らがその価値に疑義を生じるようになった。また、各国を主要国の“味方”か“敵”と決めつけたために、世界的問題に取り組む包括的解決を見いだそうとする国家や同盟国への支援はほとんど提供しなかった。要するに、われわれの共通利益の推進にはほとんど役に立たず、高度な不信と予測不能性を生み出したのである。

「グローバル・アウトルック」に掲載された論説は著者の視点や意見にもとづき執筆されており、戸田記念国際平和研究所としての方針や立場を必ずしも反映しているわけではありません。