上級研究員
フォルカー・ベーゲ
専門分野
- 気候変動と紛争
フォルカー・ベーゲ博士は、戸田記念国際平和研究所の「気候変動と紛争」プログラムを担当する上級研究員である。ベーゲ博士は、太平洋地域の平和構築とレジリエンス(回復力)について幅広く研究を行ってきた。紛争転換への混成的政治秩序、国家形成、非西洋型(「伝統的」または「慣習的」)なアプローチおよび環境劣化と紛争に焦点を当てている。現在は、「気候変動、土地、移住、アイデンティティと紛争」プロジェクト等の太平洋における気候変動、紛争と平和の研究を行っている。ベーゲ博士はまた、豪クイーンズランド大学政治国際関係学部の名誉研究員である。ハンブルグ大学平和安全保障政策研究所では、戦争・兵器・開発研究ユニットの研究員として国際環境および紛争プロジェクト(ENCOP)の枠組みで環境と紛争に関する研究を行った。その他、デュースブルグ・エッセン大学開発平和研究所講師、ボン国際転換センター研究員を歴任。2005年にはオーストラリアに拠点を移し、クイーンズランド大学のオーストラリア平和紛争研究センター(ACPACS)で研究を行う。1980年代にはドイツ議会(ブンデスターク)の「緑の党」議会グループの平和安全保障政策顧問を務めた。
学歴:
ドイツ ハンブルグ大学 政治学博士号