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ジャナニ・ビベカーナンダ

上級研究員

ジャナニ・ビベカーナンダ

専門分野

  • 気候変動と紛争

ジャナニ・ビベカーナンダは、戸田記念国際平和研究所の「気候変動と紛争」プログラム担当の上級研究員である。またドイツ・ベルリンに拠点を置くシンクタンク「adelphi」の気候外交・安全保障プログラムの責任者でもある。

彼女の研究は、紛争と気候変動に対するコミュニティーレベルのレジリエンスに関する参加型現地調査の主導、気候変動リスクに対する紛争回避に配慮したアプローチの策定、気候リスクと紛争リスクを政策や現地プロジェクトに統合する政府と市民社会の能力向上などである。

ジャナニの現在の役割は、多国間の気候安全保障リスクおよび予測評価プログラム「Weathering Risk」の主導である。彼女は、チャド湖の2019年気候安全保障リスク評価「Shoring up Stability」、および2015年のG7主要報告書「A New Climate for Peace」の主執筆者であり、これらは脆弱国家に対する気候変動の影響を扱っている。

ジャナニは、アフリカ(特にナイジェリア、チャド、ニジェール、ケニア、ルワンダ)や南アジア(ネパール、パキスタン、スリランカ、インド、バングラデシュ)、ヨーロッパのさまざまな地域において、気候変動、平和、安全保障に関する15年以上にわたる研究経験を有し、各国政府、多国間機関、市民社会と協力してきた。このテーマに関する論文は「Nature」をはじめとする多数の出版物に掲載されており、また「The Economist」、「The Guardian」、「The Times」、「Liberation」、「Der Spiegel」、「Euronews」、「BBC World Service」など、世界中の幅広いメディアに定期的に論評を提供している。

adelphi以前には、インターナショナル・アラートで環境・気候変動・安全保障部門の責任者を務めた。それ以前はプラン・インターナショナルで災害リスク軽減(DRR)アドバイザーとして本部および地域プログラムを支援し、特に脆弱国家におけるDRR問題に取り組んだ。またネパールに拠点を置く国連開発計画(UNDP)では、南アジア地域の紛争アドバイザーとして勤務した。

ジャナニは、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)で暴力・紛争・開発学の修士号、オックスフォード大学で政治・哲学・経済学の学士号を取得した。

ジャナニはスリランカ系イギリス人。ドイツのベルリン在住。

学歴:

  • ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)暴力・紛争・開発学修士号
  • オックスフォード大学ニュー・カレッジ 政治・哲学・経済学学士号

専門分野:

  • 気候に関連する安全保障
  • 紛争解決と調停
  • 紛争配慮と援助の有効性
  • 食糧安全保障
  • 平和構築
  • 平和と安全保障