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気候変動と紛争

アジア太平洋地域における気候、平和、安全保障、地政学的協力の推進

2025年07月14日 - 15日

オーストラリア・キャンベラ

アジア太平洋地域における
気候、平和、安全保障、地政学的協力の推進

 アジア太平洋地域は、気候変動、平和、安全保障という三つの課題が複雑に絡み合う特有の問題に直面しています。海面上昇や異常気象による気候変動の影響が複合的かつ連鎖的に発生し、食糧や水の不安定化など既存の脆弱性を一層深刻化させています。その結果として避難民が発生し、社会不安や紛争のリスクが高まっています。同時に、戦略的影響力や資源をめぐる競争の激化といったこの地域の地政学的な力学は、これらの課題への対応をさらに困難なものにしています。

 オセアニア(オーストラリア)、太平洋、東南アジア(インドネシア)、北東アジア(韓国、日本)を含むアジア太平洋地域の多くの国々は、これらの複合的リスクの最前線に立っています。しかし、この地域における気候、平和、安全保障に関する議論の進展にはバラつきがあり、さらに他の地域でグローバルに展開されている議論ほど進んでもいません。世界での議論から得た教訓は、アジア太平洋地域にも活用できると同時に、アジア太平洋地域の気候と安全保障に対するアプローチもグローバルな議論の参考にすることができ、またそうするべきです。インド太平洋の地政学的現実を認識しつつ、気候と安全保障の関連性に対処するには、多国間協力、革新的なプログラム、包括的な対話が不可欠です。

 本ワークショップでは、政府省庁(外務、開発、防衛)、学界、シンクタンク、地域組織からの専門家が一堂に会し、気候と安全保障の関連性についての理解を深め、これらのリスクに共同で対処するための実行可能な戦略を策定しました。

 

ワークショップ関連リポート:

No. 225: President Trump's Climate Policies: Destroying Democracy and the Global Environment by Prof. Kazuo Matshushita

 

Image: kbrembo/unsplash.com